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 『絶対無の哲学――西田哲学の継承と体系化――

                                                         (2005年 農文協刊) ⇒農文協「田舎の本屋さん」はこちら

                                                         ⇒目次はこちら

内容紹介

 西田哲学の継承と体系化とは、西田哲学の絶対無という原理と絶対矛盾の自己同一という論理を継承し、絶対矛盾的自己同一という論理構造を有する唯一の真実在、即ち、絶対無を原理として、全実在界の真実相を捉えた統一的・総合的真理認識としての体系的哲学を構築することである。この体系的哲学が、絶対無の哲学にほかならない。

 では、そのような哲学を形成することが、現在の現実的・思想的状況の中でどのような意味を持つのか。それは、絶対無の哲学が、次のことを明らかにし得るということにある。すなわち、西洋起源の近代科学技術文明が全地球的規模にまで拡大した結果生じた自然生態環境・人間・社会文化環境の間の深刻な対立・相剋を克服し、三者の調和を全実在界の最深層に於ける唯一の真実在である絶対無を共通基盤として実現する、ということである。

 このように全人類的危機の克服方向を明らかにしうる絶対無の哲学は、それぞれ2500年の伝統を有する東洋と西洋の哲学を統合した「世界哲学」として形成される。西田哲学は、明治以降の日本において初めて、大乗仏教をはじめとする東洋の伝統的思想に踏まえて、ギリシャから現代に至る西洋思想と主体的に対決することで、本格的にそのような世界哲学の形成をめざしたものとして継承されなければならない。

 だが、現在の日本においては、西田哲学という重要な思想的遺産の存在は、ほとんど忘れ去られており、顧みられることもない。そのことについて、鈴木享は次のように述べている。「いまさら西田哲学でもあるまいというのが今日の日本の哲学研究者たちの大方の感慨だといわれているようである。しかし、こういう考えは、ヨーロッパ思想を一種の流行と把える立場なのであり、西洋文物をわれ勝ちに速く摂取しようとした明治の開国精神の慣いにすぎない。朝に実存主義・マルクス主義・分析哲学を迎え、夕に現象学・構造主義・科学哲学を送る。……現在のわがくにの哲学研究者たちの多くが忘れていることは、明治以来日本人がヨーロッパから受け容れた思想が日本人にとって異質の文化であり、これを受肉するためには主体的に対決することが必要だったということであり、それがいかに困難な企てで、したがってその真の成果もまた極めて少なかったということである」(『生きる根拠を求めて』)

 鈴木は、その数少ない成果である西田哲学を、貴重な遺産として批判的に継承・展開していくことの重要性を指摘している。すなわち、「われわれが真に世界史の今後の行方に寄与するためには、日本人の生み出した先人の個性的な思想を十分に踏まえて、それを批判的に継承・展開することを通して、初めて可能になるのであり、わが西田哲学はその最も大きな遺産といいうるであろう」(『西田幾多郎の世界』)というのである。

 西田哲学から継承する絶対無という実在概念は、大乗仏教の「空」という概念を現代化したものということができる。だが、絶対無という実在概念は、仏教あるいは西田哲学に特有のものであるわけではない。儒教の「天」、老子・荘子の「道」、イスラームの「純粋存在」など東洋の実在は、すべて絶対無という存在性格を有している。西洋においても、プロティノスの「一者」、エックハルトの「神性の無」などの実在概念は、絶対無とみなすことができる。

 ただ、西洋の正統的な哲学は、有限相対的次元の根底の無限絶対の実在を「有」として捉えてきた。それに対して東洋哲学は、有限相対的次元の根底の無限絶対の実在を「絶対無」として捉えてきたのである。ハイデガーは、西洋の形而上学の歴史は存在忘却の歴史であるとして、「存在」に立脚する別の形而上学を構想している。西洋の形而上学が忘却してきた存在とは、有の根底の絶対無として捉え返すことができる。したがって、ハイデガーが構想する形而上学は、西洋の正統的な形而上学を、絶対無という次元に向けて超克しようとするものにほかならない。

 ハイデガー哲学と西田哲学の間には、明らかに照応関係が見られる。このことは、西洋哲学と東洋哲学が現代において、絶対無という全実在界の究極的次元で遭遇し、世界哲学の形成に向けて統合されてゆく、という方向を示していることとして捉えることができる。西田哲学は、人類の思想史においてそのような重要な位置を占めているのである。

 そのことは、西田哲学から継承する絶対矛盾的自己同一という論理についてもいえる。絶対矛盾的自己同一とは、大乗仏教の「般若即非の論理」を論理学的に形成したものである。だが、それは、般若という特殊な思想に即しつつも、それを超える「世界の論理」という性格を有しているのである。

 しかし、西田の論理は、絶対無という実在が有する絶対矛盾的自己同一という論理構造を、具体的な規定を含む総体的な連関構造において十分解明しているとは言いがたい。そのため西田哲学は、絶対無を原理とする実在界の具体的な論理的存在構造解明したものとして十分体系化されてはいないのである。『絶対無の哲学』は、この西田哲学の本質的な限界を根底的に克服した体系的哲学を構築したものである。『絶対無の哲学』は、全実在界を四つの次元からなる四次元統合態として、その具体的な論理的存在構造を次のようなものとして解明している。

 ?絶対矛盾の自己同一という論理が貫徹し、絶対無と人間が相互に調和するに絶対無の実在界。この次元は、すべての個物・個人の究極的成立基盤である。?絶対矛盾の自己同一という論理が貫徹し、対自的絶対無と人間が相互に調和する対自的絶対無の実在界。この次元に於いては、すべての個物・個人が相互に調和する。(この二つの次元が超時間・空間的な無限絶対の実在界である)。?絶対矛盾の自己同一という論理が貫徹し、自然(自然生態環境)と人間と社会(社会文化環境)が相互に調和する相対的絶対無の実在界。この次元に於いては、すべての自然的個物・人間的個人・文化的個物が相互に調和する。?相対矛盾の自己同一という論理が貫徹し、自然(自然生態環境)と人間と社会(社会文化環境)が相互に調和する普遍的本質の実在界。この次元に於いては、すべての自然的個物・人間的個人・文化的個物が相互に調和する。(この2つ次元が時間、空間的な有限相対の実在界である)。

 四次元統合態としての実在界に於いては、無限の創造的エネルギー・生命が、最深層の次元から最表層の次元へと発現してゆき、そこから再び最深層の次元へと還帰する、という循環運動を展開してゆく。絶対無の実在界という究極的次元を共通の成立基盤とするすべての個物・個人は、全実在界大の運動を展開する創造的エネルギー・生命を、それぞれの内に体現した四次元統合態として存立している。

 全実在界に於ける自覚的行為的要素としての人間は、最深層の次元で絶対無と自己を合一させるという実在・実存体験において、絶対無と自己が同一の創造的エネルギー・生命によって結びつけられているという一体性を直観することができる(西田哲学における行為的直観とは、このような実在・実存体験であり、それを論理化したものが絶対矛盾の自己同一にほかならない)。このような実在・実存体験をした個人は、それを基底として、全実在界を貫流する創造的エネルギー・生命の運動と自己の生を一体化させる。そこに、全実在界大の実在・実存体験が成立する。

 この実在・実存体験の論理化として、全実在界の論理的存在構造を解明した絶対無の哲学の体系が成立する。この哲学体系は、それぞれが四次元統合態であるすべての個物・個人が、同一の創造的エネルギー・生命によって一つに結びつけられる――という一体性の直観の論理化として、すべての個物・個人が、絶対矛盾の自己同一的に統一され、調和を実現する――という全実在界の真実相を解明している。そのことは同時に、他のすべての個物・個人と創造的エネルギー・生命によって一つに結びつけられた<本来的自己>、即ち自己の真実相を解明していることでもある。

 このようなものとして、一見、諸個人の現実的生とは無縁な抽象的で煩瑣なものに見える絶対無の哲学は、近代科学技術文明が生み出した自然生態環境・人間・社会環境の間の対立・相克を原因として生活の全領域に生ずる諸問題と取り組んでいる諸個人の生と、その核心において最も深くかかわるものなのである。それは、全人類・一人ひとりの個人に対して、主体的決断よる全人格的変革を強く迫る。即ち、科学的知性と技術的意志に基づく行為によって自己の多様な欲望を充足させるための手段として他のすべての個物・個人を利用するという生から、他のすべての個物・個人と創造的エネルギー・生命によって結びつけられるという一体性を体得することによって広く深い生の喜びを感じることができる本来的自己の生へと転換させる、という決断である。

目次 

      目次中の■のついた項目は、語彙の解説を示す。

はじめに――本書の課題

序論 現代の危機と絶対無の哲学

第1節 人類史的危機と近代知

 客観を主観に対置して分析する近代科学

 アトム的個物・個人の結合

第2節 真実態・分別態・疎外態

 内奥の<真実態>から派生した外部の<分別態>

 限界を自覚できない分別知は<転倒知>に転化

 外部が自己完結する疎外態がうみだす不調和

第3節 全実在界の真実相の自覚

 絶対無を根源とする四つの実在界に於ける統一・調和

   ■‥‥超越

   ■‥‥絶対無/全実在界/限定/四つの実在界

 人間の意識を媒介とする存在の真実相の自覚

第4節 万物万人の共同体の自覚的形成

 自覚的行為による存在の定立と人間の自由の成立

   ■‥‥定立

 <真の自己>の深く広い生と万物万人の共同体

   ■‥‥共同体

 四次元統合態である真実態と分別態の統一と調和

 分別態の最表層の次元を分析した近代知の限界

 万物万人の共同体とアトム的個物個人の共同体の統一

   ■‥‥相即的統一

第5節 危機の克服と絶対無の哲学

 疎外態に於ける<われ>と<わがもの>への執着とエゴイズム

 転倒知として機能する近代知

 外部から内奥への超越によるエゴイズムの超克

 真実態に敵対する疎外態と人間の自己疎外

 絶対無と一体化した<真の自己>の深く広い生

 絶対無の哲学の構築による全現実の真理認識

 真実態と分別態の統一による人類史的危機の克服

 

本論 絶対無の哲学

第1章 絶対無と全実在界

第1節 絶対無

   ■……全実在界/絶対無

 すべての存在者を生みだす絶対的一者・根源的一者

   ■……絶対的一者/根源的一者/超越/包越

 有の顕現と無の非顕現、内在と超越

   ■……内在的/収摂/帰入

 唯一の真実在である絶対無の自由な活らき、無限の力

 全実在界に遍満する無限の創造的エネルギー

第2節 絶対矛盾的自己同一 

   ■……自己限定

 絶対無の場所が有と無を絶対矛盾のまま統一

   ■……於いてある場所/絶対無の場所/於いてあるもの

 絶対矛盾の自己同一という絶対無の論理構造

   ■……絶対矛盾の自己同一

 自己の中に自己否定を含む絶対的実在

 絶対矛盾を含む絶対無の自己同一

   ■……無底

 形式論理の矛盾律を超える解消不可能な絶対矛盾

 相即相入の関係と相互否定的関係

 絶対的独自としての自己と他者の相互肯定的関係

 根源の絶対無の絶対否定 即 絶対肯定

 自己自身を媒介する真の無制約者の自己限定

 有と無の絶対矛盾、相互否定と相互肯定

第3節 全実在界の四次元構造

 無的側面を基底とし有的側面の顕現による全実在界の成立

 絶対無の創造的衝迫の解放による三つの次元への表現

 自己の像を自己に対置した対自的絶対無の実在界

 有限相対の実在界の二つ次元の成立

 非連続の連続的に統一される四つ次元

第4節 絶対無の宇宙論的弁証法運動

 創造的エネルギーの流出運動と還帰運動

   ■……対象的に現わす/対象的に投射する/収摂

 有的側面の弁証法運動と無的側面における止揚

   ■……宇宙論的な弁証法運動

 新しい動的均衡に移行しつづける実在界の生成・流転

 全実在界の完成状態を目的とする宇宙論的弁証法運動

第2章 全実在界の論理的存在構造

第1節 絶対無の実在界

   ■……4次元統合態 

 構造的総体としての全実在界の自己運動による組織化

 無限の創造的エネルギーの貫流と絶対無の場所

   ■……場所

 実在そのものの論理としての場所の論理

 可能態と現実態の実体否定と絶対矛盾

   ■……自己限定/可能態と現実態

 可能態と現実態を包越する真の絶対者

 無限定的な可能態と形態を有する現実態

 全体と個の絶対矛盾的自己同一

第2節 対自的絶対無の実在界 

 全体的一と個的多の絶対矛盾の自己同一

   ■……全体的一と個的多

 対自的絶対無の場所の自己限定の両端

 全体的一と無数の個物の相互包含

 全体的一と個的多の相互限定

 可能態の全体的一と現実態の個的多の調和

   ■……収摂

 個と個の絶対無盾的自己同一、相互否定と相互肯定

 同じ全体的一を包含する個物の多元的対立と統一

 それぞれが絶対的中心であるすべての個物の調和

第3節 相対的絶対無の実在界

 時間と空間を絶対矛盾の自己同一的に媒介する絶対現在

   ■……超越的根拠

 時間と空間の相互否定と相互肯定

 すべてのいま・ここの独立と調和

 時・空統合態の全体的一と無数のいま・ここの対立と統一

 個物が全体的一を表現する原点であるいま・ここ

 瞬間的現実の自己限定と継起的統一

 絶対現在と永遠の意味を有する真の個物

第4節 普遍的本質の実在界

 無矛盾的な自己同一的実体と相対矛盾

   ■……本質

 相対矛盾をうみだす実体にして主体である本質

   ■……場所的弁証法

 過程的弁証法運動の否定の否定、矛盾の止揚

 普遍的一としての可能態と特殊的多としての現実態

   ■……普遍的一と特殊的多/類と種/内包と外延

 時間と空間の相対矛盾のを自己同一と相対現在

 連続的・段階的発展の論理と歴史

   ■……過程的弁証法

第3章 全実在界の自覚としての真理認識

第1節 全実在界大の意識

 意識と存在の一体化としての全実在界の自覚

 存在と意識の一体性の哲学的意識による解明

 存在の宇宙論的な弁証法運動と一体化した意識の運動

 存在の理法・論理に即して活らく意識の四つ次元

 自覚の自覚としての真理認識・体系的哲学

第2節 絶対無の実在界に於ける存在と意識

 絶対矛盾の自己同一という論理の構造

 場所の自己限定による主観と客観の成立

   ■……志向性

 主・客未分と絶対矛盾的自己同一

 述語と主語の両契機を含む主観

   ■……限定態/主語と述語

 存在構造を映す直観と反省の統一としての意識

   ■……直接提示/限定顕示 

 判断の成立と真実相の認識

第3節 対自的絶対無・相対的絶対無の実在界に於ける存在と意識

 対自的絶対無の全体的一と個的多の存在構造

 存在の論理構造に即して活らく意識による判断の成立

 反省と直観が同時的に統一された全体性

 主語の個的多と述語の全体的一を包越する場所

 相対的絶対無に於ける絶対現在といま・ここ

 時間・空間を形式として存在を認識する判断

第4節 普遍的本質の実在界に於ける存在と意識

 相対矛盾の関係にある普遍的一と特殊的多

 反省における特殊的主語と普遍的述語

 過程的運動における反省と直観の統一

 主観と客観の形式である時間・空間と主語・述語関係

第4章 絶対無――世界・人間

第1節 存在・意識と世界・人間

 全実在界の自覚的要素としての意識を有する人間

 人間の存在を映す意識と世界の存在を映す意識

   ■……真に具体的な絶対無

 絶対者客観と人間客観、絶対者主観と人間主観の絶対矛盾

 主観と客観を絶対に矛盾したまま統一

第2節 絶対無の実在界に於ける世界と人間

 意識を有する人間の自覚、絶対無の自覚

 自覚的であると同時に行為的である人間 

 絶対無の<似像>である人間の自由

 絶対無への自覚的服従と絶対者の理法の体現

 知性の対象の<真>と意志の対象の<善>

第3節 対自的絶対無の実在界に於ける世界と人間

 自覚的行為による世界存在の表現と人間の自由

 世界存在に於ける全体的一と個的多、万物の共同体

   ■……万物の共同体

 全体的一を唯一無二の存在として表現する個人と万人の共同体

 世界主観と人間主観における主語と述語の統一

第4節 相対的絶対無の実在界に於ける世界と人間

 存在の形式であり意識の形式である時間と空間

 万物万人の共同体の自覚的形成 

 世界の述語と人間の述語の統一、世界主語と人間の主語の統一

第5節 普遍的本質の実在界に於ける世界と人間

 時間と空間の相対矛盾の自己同一的統一

 特殊の共同体、特殊的個物・個人の共同体

第6節 四次元統合態としての世界と人間

 全実在界の自覚的要素・行為的要素としての人間の真実相

 絶対無のを存在・運動と一体化した人間の存在・運動

 絶対無に依存した人間の存在と自由

 絶対無と人間の一体化よる存在の完成

 全実在界の完成状態と究極目的の不断の実現

 自覚的・行為的要素として活らく人間存在の究極的意味

 個人の自由の成立と<真の自己>という究極目的

 自覚的生を生きる人間存在の価値と万物万人の共同体

第5章 絶対無――自然・人間・文化

第1節 無限絶対の実在界と有限相対の実在界

 超時空的と時空的実在界の人間の自覚的行為による統一

 無限絶対と有限相対の実在界の動的連関構造

 超越的理法をを映し出す有限相対の世界と人間

 人間が深くかかわる有限相対の実在界の創造

第2節 自然・人間・文化

 絶対無による自然の創造と有限相対の人間の成立

 絶対無の<似像>である人間による文化の創造

 全実在界の自覚的な創造的要素としての人間

 自然が自己自身の諸形態をつくる技術

 自然の技術を継承する人間の技術による文化の形成

 文化へと自己転形する自然の創造的衝動と人間の当為

 自然的・文化的存在として自己定立する人間の自由

 自然と人間と文化の相互調和を実現する技術

 無限絶対の実在界からの有限相対の実在界の不断の創造

 自然的個物・人間的個人・文化的個物の共同体の形成

 全実在界に於ける真の個物・個人

 万物万人の共同体の成立と人間の自覚的生

 

  ■模式図 目次

 図1 有と無の包越者としての絶対無

 図2 四つの次元からなる全実在界

 図3 全実在界の運動

 図4 流出運動と還帰運動

 図5 宇宙論的な弁証法運動

 図6 絶対無の場所に於ける可能態と現実態

 図7 絶対無の像としての対自的絶対無

 図8 個物と個物の相互包含関係

 図9 絶対現在と時間・空間

 図10 存在の運動と意識の運動の一体性

 図11 対自的絶対無の場所に於ける主観・客観の構造

 図12 普遍的本質に於ける主幹・客観の構造

 図13 世界存在・人間存在と世界意識・人間意識

 図14 絶対無の場所に於ける絶対矛盾関係の重畳構造

 

 あとがき

 


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